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【対談 稲川利光×松本健史】2017.12.17

雲母書房主催『希望としての介護』
でNTT東日本関東病院
リハビリテーション科部長の
稲川利光先生と
対談させていただきました。

先生は忌野清志郎さんの
闘病時のリハビリ担当医でした。
ずっと大好きだった
キヨシローのことも
聞きたかったけど
今回は『希望としての介護』がテーマ。

勇気をだして現場の
疑問をぶつけてみました。

そうキヨシローの歌詞にあった
♪ 大人だろ~勇気をだせよー

を心で歌いながら

松本:僕は先生が卒業された
   九州リハビリテーション
大学校の後輩になります。
   でも先生は理学療法士を裏切って(笑)
   医学部に入り直されたんですね。

稲川:そう、なんか限界を感じてね。
   医師ならもっとやりたいことが
   できるんじゃないか?
   なんて思ってしまって、
それで香川医科大学に入り直したんです。

松本:先生の著書「リハビリの心と力」
   を読んでたらその在学中に
   結婚して、二人子供が
生まれたそうですね。
   一人で入学したのに、
   卒業時は家族が4人になってたって。
   先生ちゃんと勉強してたんですか?(笑)

稲川:してたしてた!まぁそのあとも、
いろいろ悩んで、
   病院を変わったり、
科を変えたり転々としたけどね。

【介護の現場から質問】

松本:介護の現場からリハビリ医に
   いろいろ質問があるんですが
いいですか?
   「人間は食べることが大事」
と先生は言ってて、
   食べられない人には嚥下リハビリ
   もたくさんされているんですね。
   VF検査(※)で誤嚥と判定された人は
   口から食べてはいけませんか?
   
(※嚥下造影検査 
swallowing videofluorography
    造影剤を飲み込ませ、
   レントゲンで誤嚥が
ないかを確かめる検査)

稲川:あれだけで判断はできないでしょうね。
   参考程度。
   だってアレ特殊な環境ですよ。
   小部屋に連れられて、
たぶん初めてであろう
   バリウムの混ざった疑似食品を
   口に含まれて、防護服を着た人から

  「まだですよ。
いいと言ってから飲み込んで」

   なんて言われてする検査ですからね。
   僕らだってあんな環境だったら
   正常に飲み込めるかわからないよ。
   それより専門職が食事場面でしっかり
   機能をみてあげることのほうが
   正確じゃないかな。
   VF検査が不合格だから
口から食べられない、
   ハイおしまい、
   とするべきではないでしょうね。

このほかにも
【介護の希望とは?】
【認知症の味方】
【失恋に学ぶ、失なって強くなる方法】
なんて話ができました。

対談は・・・
相手に本当に聞きたいことが
ないと成立しないと
聞いたことがあります。
このとき僕はたくさん
聞きたいことがあふれてきました。
稲川先生、丁寧に答えていただき
ありがとうございました!

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