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読書感想文「マーケット感覚を身につけよう」ちきりん

「マーケット感覚を身につけよう」という本を読んだ。ちきりんさん、ブログに多くの読者を持つとは聞いていたけど、すごい人だ。

 

こんなに「読み終わるのがもったいない」と思いながら読んだ本は久しぶりだ。

自分の強みをマーケット(市場)に活かして、楽しく暮らそう、そんなメッセージが紙面からダイレクトに伝わってくる本。

地域の強みを生かした徳島県上勝村の葉っぱビジネスは有名ですね。あの成功はどうしたら起きるか?を解説してくれています。
市場に向かい合い、自分の強みをしっかり認識することが第一。
あとイキイキとしたおばあちゃん、あの方々、要介護度とか無縁!(笑)人はいくつになっても楽しく生きれるし、マーケット(市場)に必要とされることは、とても大切な生きがいとなりうることを教えてくれています。

マーケット感覚とはなにか?

それはなにも金儲け・拝金主義に生きることではありません。この世の中の仕組みを理解して、市場感覚を磨きながら、
市場にコミットしながら生きていくことです。

そして市場感覚がある人は、ずっとトライ&エラーができて、成長していける。ずっと歳をとって

も人生がたのしい、そんな構図が描いてある。市場に必要なものを考えて供給するのですから、感謝される。人生最後まで感謝されて、楽しい方がいいと思う。

 

子供たちは大学に行ったり、専門学校に行く。これから資格をとるにしても、なにを選ぶかは慎重にマーケット感覚を研ぎ澄ませたほうがいい。

超難関だった司法試験合格者が、いま飽和して、小さな案件を追い回している。テレビの宣伝で増えた

「あなたの過払い金、取り戻せるかも?」なんてCMは弁護士の必死の広告だそうです。それぐらい弁護士さんも顧客獲得に苦労しているんですね。だから、今の世の中、この資格を持っとけば、安心なんてことはもうないんですね。

ただちきりんさんは言う。「その分野で10年やったのなら、必ずやマーケットから必要とされる知識や技術は備わっているものだ。」それを活かしてマーケットのニーズと対話しながら自分がマーケットに供給できるものを出していけばいい。自分の立ち位置をスライドしていけばいい。

できることはそれぞれみんな違うし、小さなことだけど、組み合わせることで、地域独特の強みになる。その組み合わせは二つと一緒のものはないだろうから、地域の特色になるだろうし、売りになる。

これからいろんな人とお出会いし、そのみなさんとのコラボが地域づくりになっていけばいいな~と考えていたので、期待が膨らみました。

自分はマーケットになにを提供できるだろう?いろんなことを考えさせてもらえる本、おすすめです。

 

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