少し違う、介護離職ゼロと、介護職の離職ゼロ

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

安倍政権は国家プロジェクトの柱に、『介護離職ゼロ』を打ち出した。国家で取り組む課題に「介護」が出てきたのは、とても良いことだと思う。
年間に10万人の方々が親の介護が必要になり、仕事をやめているという。

介護が必要になる状況は、それだけ親が長生きした、老親を面倒見れるぐらいに自分も成長した、という素晴らしいことでもあるんだけど、素直に喜べず、緊急事態発令!的な扱いだ。
親を介護できるって、幸せなことなのだろうか?不幸なことなのだろうか・・・?

でも働き盛りの壮年期に、働きたいのに働けない、さらに介護サービスや医療費にお金が要る、これでは緊急事態扱いでもしょうがない。

「介護離職ゼロ」となるよう、働き盛りの方々が、仕事をやめなくてもいいように、介護サービスの充実はたしかに喫緊の課題だ。
入所施設、在宅ケアなどが必要な人に、まったく足りない状況だ。

ただ、介護離職ゼロのまえに、考えなければならないことがある。
それは「介護職の離職を食い止めること」だ。
介護は3Kといわれる。「きつい・きたない・給料安い」
いや、「感動できて、工夫ができて、健康になれる仕事」(三好春樹)なんです。
微々たる力かもしれないが、この素晴らしい仕事を、世の中に知ってもらえるように、活動し発信していこう、と思う。

介護のやりがい、楽しさ、専門性について、自分なりにしっかり見つめ直す年にしたいと思う。
介護現場で毎日、利用者さんから教えてもらうことが多い。家族さんからも教えてもらっている。
この得た経験から「生活リハビリの達人」になろう!の講座や原稿執筆を続け、ライフワークとしたい。

「介護離職ゼロ」と、「介護職の離職ゼロ」、言葉はよく似ているけど、別々に考えていかなければならない。
そして現場にいる僕らは、後者についてエネルギーをつぎ込みたい。いい職場づくり、やりがいのある仕事づくり・・・。
それが「介護離職ゼロ」という大きな目標に近づく鍵のような気がしている。

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