本日は高齢者の運転について考えてみました。
【老人と車】
高齢者の運転事故が大きく報道されていますね。
免許の更新制度の改正、自主返納の促進などが
声高に言われていますが、運転される人の数が
これだけいる限り、完全に事故をなくすことは難しいでしょうね。
一番の希望の光はテクノロジーが発達し、
安全な「自動運転システム」が全車に
搭載されることだと思います。
しかし、技術は確立してきているそうですが、導入にはまだ時間がかかりそう。
となると、われわれ一人一人の取り組みがとても大事だと考えています。
最近の徘徊老人は・・・
徘徊老人(今は「徘徊」という言葉は使わず「一人歩き」というそうですが・・・)
も昔とは違いますね。「車で徘徊」されますね。
だから近所を探してもいないんです。
わが町(京都府の丹後です)でも
行方不明の高齢者が隣の福井県で見つかったりしています。
だから介護という仕事も昔のイメージと
変わっていかないといけないんじゃないか?と思っています。
「がんばらないリハビリ介護」というYouTubeチャンネルを始めましたが、
そこでも「介護は未来づくりの仕事」というタイトルでお話をしました。
(↓↓↓↓こんな話です↓↓↓↓)
「介護は未来づくりの仕事」がんばらないリハビリ介護(第11歩)
ここでも言ってるんですが、目の前の利用者さんを
大切に介護していくのは当然なんですが、
その介護は一つの施設内で完結するのではなく、介護を「地域づくりの仕事」としてとらえる。
また「未来づくりの仕事」としてとらえていく視点が
今後とても大事なのではないかなと思うんです。
- 運転を続けるなら・・・
身体機能的にいうと運転は「多重課題」を必要とする最たるものです。
ですから、体操として多重課題を含むメニューをしていきます。
足踏みしながら野菜の名前をいう。段差昇降しながらしりとりをするなどが有名。
そして、デイサービスや訪問リハビリなど介護保険のサービス、
自動車学校などの介護保険外の地域資源などを活用して
地域ぐるみで支えることが必要です。
- 運転をやめたほうがいい場合・・・
残念ながら運転をやめたほうがいい場合も当然あります。
その方を被害者にも加害者にもしないために決断も必要。
自分だけで抱えずに、家族、ケアマネ、主治医など
多職種で今の状況を共有することが大事です。
そして運転をやめても大丈夫な生活づくりに注力していきます。
例えば「○○さん、運転してどこに行きたいんですか?」
とご本人のニーズを聞いてみてください。
「ワシはパチンコに行きたい!」
「孫の家にいきたい」
など希望を言われることがあります。
そしたら、それを運転以外の代替手段で
できないかを考えます。
「あー孫さんのとこは、あの町だから、バスで行けますね。
バスの段差が昇降できるようにまずがんばってみましょうよ!」
と公共交通機関を利用することを目標にしてみる、といったふうに
運転から新しい目標に切り替えて、それを支えていく、ということも
我々の大事な仕事なんではないでしょうか?
本日のまとめ
①高齢者の運転問題を考えてみました
②運転は多重課題の最たるもの
③運転を断念する場合もある。
そのときは新たな目標づくりをしよう
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