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お盆、「ご先祖様と対話するお年寄り」と対話する

お盆が過ぎましたね。
今夏、お盆は「ご先祖さまと対話するお年寄り」と対話する日と感じました

目次

花火、あるご夫婦と

何年ぶりかに京都府宮津市で盛大に行われる灯籠流しに行きました。
かねてからのお知り合いの高齢のご夫婦のご希望があり、
お手伝いを少しさせていただきました。
ご主人が車いすのため、花火の見える海辺まで行き帰りの介助
を私の妻がお手伝い。

ご主人は無口な方ですが、奥様はお話し好き。
花火をみながら思い出話。

嫁いで50年、
灯籠流しでひよこを息子が買ってきて
おんどりに私はつつかれてばかり。
姑さんは餌をあげるからつつかれないの。
今日は家族で花火がみれました。
病気でそとに出ない主人を置いて一人で
見に来たこともあるんですけど
一人で見る花火のさみしいこと

お盆は特別、昔話が聞けますね。
聞くとほのぼのしたり、ほろっとしたり、
その方のことがもっと近い存在になるような。

お盆にナスときゅうりに割りばしを刺した置物が登場しますね。
あるお年寄りから聞きましたが、あれはご先祖の乗り物だそうです。

「乗ってくる順番があるんだ。最初はきゅうり、あれは馬。
早くおうちに帰ってきてもらえるように。
次はナス、あれは牛。ゆっくりあの世へ帰っていただく」

灯籠はどこに流れ着くのか

あるお年寄りからこんな思い出話も。

あの灯籠は次の日ぐらいには対岸に流れ着くんだ。
初盆のおうちの灯籠は大きな木の船なんで
子供のころはそれを海に探しに行って遊ぶのが楽しみだったな。

身近だったご先祖

ご先祖さまを祀る年中行事
それらをお年寄りの言葉で話してもらうと

「ご先祖と対話するお年寄り」と対話できる日
というとても特別な日に思えました。

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