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介護で大切にしたい言葉100選 ②『生きるとは手を伸ばすこと』 by俵万智

『生きることは手を伸ばすこと 

幼子(おさなご)の指がプーさんの鼻をつかめり

これは『サラダ記念日』で有名な歌人、俵万智が子育てをしながら読んだ短歌。

 

ぬいぐるみのプーさんに手を伸ばす幼児の『萌芽したての生命力』を見事に表現しています。

たしかに赤児にとって、自分の欲しいものに手を伸ばす=(イコール)生きていくこと、と定義づけてもいいかもしれないな、と思いました。

それと同時に心配になったのは老人ホームにいる元気のないお年寄りです。周囲になにも興味がわかず、手を伸ばすこともなくなった方々がなんと多いことか・・・。

 

生命力と手を伸ばすエネルギーには確かに相関があるような気がします。

自然と手を伸ばしたくなる趣味、好きな食べ物、好きな孫、職員・・・そんなものが一つずつなくなっていくと人は元気がなくなるもの。手を伸ばしたくなるものが用意できる人は生活リハビリの達人でしょう。

 

私も手を伸ばす『機能訓練』をしてきました。

そこからたどり着いたのが写真のリハビリ遊具Ban!Ban!バルーンです。

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自然と手が動く!面白スポーツ Ban!Ban!バルーン 

プカプカ浮いた風船をサークルの中央めがけてバシッとアタックする。風船にぶら下がっているオモリの位置で得点を競います。チームで対戦し、カーリングのように相手のバルーンをはじき出したり、行く先を邪魔したりすることで大いに盛り上がります。白熱のゲームに興奮して、プレーヤーの手はどんどん前に前にと活発に動きます。

この他にもいろんな使い方ができます。平行棒での歩行時に目標物として叩きながら歩く。車椅子駆動時に叩きながら前進する。運動会ではリレーのバトンの代わりに使ってもいいでしょう。

 

手を伸ばすこと、命の力を引き出したい!そんな思いで開発しました。

使ってみたい方はメールでご連絡を⇒ matumomo@helen.ocn.ne.jp

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