介護現場で役立つ実技の本、本日大阪で写真撮影をしてきました。
今回の本はとにかく役立つことを念頭に書いていきます。
利用者さんの持っている力を大切にする。
利用者さんが元気になる。
介護する人も介護が楽になり、楽しくなる。
そんな内容にしたいと思っています。
いままで先人が築いてきた介護技術はとてもよく考えられた
すばらしい視点と技術が凝縮されています。
そんな技術を紹介した本もたくさん出版されています。
今回、話をいただいたときに、数多(あまた)ある名著に、僕がなにか付け加えることがあるのか?
自問自答しました。結論!はっきり言って、付け加えることはないのです・・・。
そして開き直りました。
ぼくのフェイバリットを集めてしまおう!
僕が感動した介護、恋した福祉用具・・・
「知ってほしい介護技術の本」
「恋する福祉用具の本」
だったら書けるかなと考えたのです。
理想の介護、魔法のようなテクニックというのを現場ではすぐに求める人がいます。
セミナーでもよくいます。
「なんかすぐに楽できる方法ってないすかね」と・・・。
しかし、残念ながら、すぐに効果が出るような魔法はありません。
魔法の(ようにみえる)介護技術には前提があります。
魔法のようにみえるけど、
そこにたどり着くまでには、
その人に合った地道な環境設定、
「こう動いてみませんか?」とメッセージを伝える介護、
笑ったり泣いたりして一緒に共有した成功(と失敗)体験が存在します。
いかに生理的な動作を大切にしてきたか?
いかに姿勢を大切にしてきたか?
いかにその人の居場所と役割を考えて関わってきたのか?
これらが問われる。
そして、
そこをおざなりにしなかったプロにだけ、魔法の(ようにみえる)テクニックへの扉が開かれるのです。
その前提条件をいかに揃えられるか?
そこから書いていく本になると思います。
早く世に問いたいテーマです。
無事出版されたら皆様、ぜひごひいきに・・・。